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第1問1871年から73年にかけて、岩倉具視を特命全権大使とする日本政府の使節団は、合衆 国とヨーロッパ諸国を歴訪し、アジアの海港都市に寄航しながら帰国した。その記録 『米欧回覧実記』のうち、イギリスにあてられた巻は、 「この連邦王国の……形勢、位置、広狭、および人口はほとんどわが邦と相比較す。 ゆえにこの国の人は、日本を東洋の英国と言う。しかれども営業力をもって論ずれば、 隔たりもはなはだし」 と述べている。その帰路、アジア各地の人々の状態をみた著者は、 「ここに感慨すること少なからず」 と記している。(引用は久米邦武『米欧回覧実記』による。現代的表記に改めた所もある。) 世界の諸地域はこのころ重要な転機にあった。世界史が大きなうねりをみせた1850年 ころから70年代までの間に、日本をふくむ諸地域がどのようにパクス・ブリタニカに 組み込まれ、また対抗したのかについて解答欄(イ)に18行(540字)以内で論述しなさ い。その際に、以下の9つの語句を必ず一度は用い、その語句に下線を付しなさい。 インド大反乱 クリミア戦争 江華島事件 総理衙門 第1回万国博覧会 日米修好通商条約 ビスマルク ミドハト憲法 綿花プランテーション |